歌人 北久保まりこ
ながらみ書房 短歌往来
ながらみ書房 短歌往来
これまで発表してきた、短歌・鑑賞文などを発表します。
水溜りから雲が出てゆくやうにしてあの朝父は居なくなりたり |
をはらない夏のけだるさ夜の水は拭はぬままに光らせておく |
巨いなる砂の時計に迷ふごとときをり砂の数多降り来ぬ |
椰子よりもバナナの多く見えはじめ村近付きぬ 赤土の道 |
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