歌人 北久保まりこ
朗読パフォーマンス
国外の活動について
コツコツと続けている
私は、アメリカ人の親友Lindaに、先日自ら学んできた沖縄戦の壮絶な真実を伝えました。 もとより反戦平和の精神をもった彼女は、自宅の椅子で注意深く噛みしめるように私の言葉に聞き入りました。 語ることも、受け取ることも共に辛く勇気の要ることでした。 私たち二人の間に”避けては通れない、また そうしてはならない重い時間”が流れました。 私が佐喜真美術館で購入してきた「沖縄戦の図」(丸木位里・丸木俊制作)のページに見入った後、彼女は静かに口を開きました。 「私達の父母・祖父母は相対して戦い、殺し合ってしまったけれど、だからこそ、今後益々私達二人は手を取り合い平和への*メッセージを訴え続けていかなくてはね。」 *私の朗読CDのタイトル・テーマも、平和への”メッセージ”です。 |
2010年07月30日(金)
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7月29日アメリカロサンゼルスのリトルトウキョウにあるJapanese American National Museumに併設されているティーサロン・チャドにてリンダ氏と短歌朗読をいたしました。(写真上) 7月29日アメリカロサンゼルスのリトルトウキョウにあるJapanese American National Museumに併設されているティーサロン・チャドにてリンダ氏と短歌朗読をいたしました。(写真上) |
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この様なチャンスに恵まれましたことには非常に光栄なことです。帰国後、また朗読を聞きたいとのありがたいコメントを頂戴し、嬉しく思います。 |
2010年07月29日(木)
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6月19日沖縄県平和資料ホールにて行われました「第15回糸満市平和祈念祭」に参加いたしました。 今回は短歌朗読に加え、皆様の朗読のBCM演奏をいたしました。写真奥は、琉球音楽の具志幸大先生。 |
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また、祈念祭翌日、6月20日(父の)には、FMたまんにお招きいただき、父親を題材とした短歌の朗読をいたしました。 |
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6月17日19:00より豊見城市のカフェギャラリー「フィガロ」にて行いました「短歌朗読と音楽の夕べ」には、20名以上の方々が糸満市、その他よりお集まりくださいました。 短歌の朗読は初めて聞くという方々でしたが、涙して聞いてくださり、私としてはとてもやりがいのあるお仕事でした。中には、歌を書き写しながら聞いて下さった方もありました。 カフェギャラリー「フィガロ」では、お客様の席の間を歩きながら、私の写真と短歌のコラボ作品をお見せしつつ朗読も致しました。 |
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なお、「フィガロ」にて販売いたしました私の歌集、CDの売上げは、平和活動にご活用いただけるよう糸満市に寄付させていただきました。 「短歌朗読と音楽の夕べ」にお集まりいただいた皆様からのお気持ちは、日本Unicef協会に寄付いたしましたことを合わせてご報告いたします。 |
2010年06月20日(日)
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歌人で八重山みんさー織名工でもある、みんさー工芸館館長 新絹江氏とお会いする貴重な機会も得ました。紅短歌会主宰 歌人玉城洋子氏と。 |
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沖縄に長期滞在して学び、感じたことをご報告します。 6月の平和祈念祭での朗読の打合せに訪れた沖縄で、本島南部、南城市の糸数の壕の内部を見学し、歌人で観光ボランティア友の会会長の新里スエ氏に当時の惨劇をリアルに語って頂きました。 戦後生まれの私が辛うじて知っていたのは、母から聞かされていた東京大空襲や関東の戦中戦後、それと、南方へ送られた二人の叔父から聞かされた戦地の様子などでした。 |
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壕の暗黒の中に実際に立った時、そこで亡くなられた六百以上もの方々の念に、今にも押しつぶされそうな気が致しました。 また、反戦平和を訴える作品を展示している佐喜真美術館(本島中部・宜野湾市)をたずね、丸木位里・丸木俊両氏の絵画や、ケーテ・コルビッツ氏の作品にふれ、もう二度と戦争を、殺戮を繰り返してはいけないとの思いを心に深く刻んで帰って参りました。 私はまだ、沖縄戦の闇の入り口に立ったに過ぎませんが、今後も勉強し、平和を願う輪の一員として、皆さまに連なって行きたいと願っております。 (規則により壕内・美術館内の撮影は禁止されておりましたので、写真はございません。) |
2010年04月15日(木)
2009年10月11日(日) 第6回国際交流短歌大会東京大会にて日・英語短歌朗読致しました。
日時 | 平成21年10月11日(日)受付10時~ | |
場所 | 明治神宮 参集殿にて | |
主催 | 日本歌人クラブ | |
式次第 | ||
10:30 | 開会 | 司会 結城 文・成瀬 知則 |
開会の辞 | 日本歌人クラブ短歌国際化推進部中央幹事 星野 京 |
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歓迎の辞 | 日本歌人クラブ会長 秋葉 四郎 | |
スピーチ | ||
「和歌史の概略」 | 日本歌人クラブ前会長 神作 光一 | |
「明治時代から現代まで」 | 日本歌人クラブ顧問 藤岡 武雄 | |
日・英語短歌朗読「メッセージ」 | アメリア フィールデン・北久保まりこ | |
スピーチ | ||
「2009年オーストラリアのタンカ」 | ビバリー・ジョージ | |
「アメリカの短歌:その歴史、特徴、そして短歌の心」 | リンダ・ギャロウェイ | |
「短歌のホームランドより」 | タンカ ジャーナル編集長 結城 文 | |
12:00 | 休憩(昼食) | |
12:50 | 日本歌人クラブ中央幹部紹介 | 星野 京 |
13:00 | 表彰式 日本語の部・英語の部 講評及び受賞の言葉 |
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14:00 | 対談 | 俵 万智 三枝 昴之 |
15:00 | 「タンカ ジャーナル略史」 | タンカ ジャーナル前編集長 塩野崎 宏 |
日・英語短歌群読 | タンカ ジャーナル会員有志 | |
英語短歌朗読 |
ビアトリス エル |
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閉会の辞 | 日本歌人クラブ短歌国際化推進部中央幹事 伊藤 宏見 |
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16:05 | 閉会 | |
写真撮影 |
2009年10月11日(日)
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明治神宮の参集殿での朗読には、パリの演奏から帰国間もない波紋音奏者の永田砂知子さんが駆けつけて下さり、私とアメリア・フィールデン氏による 和英短歌朗読「メッセージ」に素晴らしい花を添えてくださいました。 日本歌人クラブ会長 秋葉四郎先生も、朗読と波紋音のコラボレーションに高い興味を持たれたようです。 |
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この会の司会を務められたタンカ ジャーナル編集長結城文氏と。 |
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二百人近い参加者と和やかに会は進行しました。 |
2009年10月11日(日)
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2009年9月23日 Gosford/Edogawa Commemorative Gardensにて ゴスフォード市長ご臨席のもと、Bevereley George氏の英文俳句の日本語訳を、朗読しました。 |
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2009年09月24日 滞在先のホテルにて Amelia Fielden氏と、和英対訳短歌の朗読をおこないました。 |
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WIND OVER WATER 第4回俳句パシフィックリム 2009年9月22~25日 オーストラリア テリガルにて |
2009年09月25日(金)
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私の短歌ライヴ朗読・朗読CD「Messages」の一部紹介・リクエスト曲二曲(徳永英明:ハナミズキ・加藤登紀子:時には昔の話を)、歌人の玉城洋子さんと私のトークで構成された番組です。 ライヴ朗読では、前日(13日)の平和祈念祭と同様、反戦平和を訴える短歌を朗読しました。激戦地だった沖縄の方々から、「とても良い朗読だった」と受け入れて頂けたことが大変嬉しかったです。 今後は、もっと沖縄戦の認識を深めて再度参加したいと思います。 |
2009年06月14日(日)
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沖縄県平和祈念資料館にて 今回の参加で多くのことを感じ学びとることができましたが、最も嬉しく感じたことは、「自作短歌の朗読という、私に出来るたった一つの表現によって、反戦平和を訴えることが出来、またそれを沖縄の方々に受け入れて頂けたこと」でした。 |
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これは、過去に国内で行ってきた私個人の朗読会とは全く違い、大きな志に参加できた意味深い経験となりました。私にこうしたチャンスを与えて下さった玉城洋子さん、沖縄の歌人の皆さんに心から感謝致します |
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平和祈念祭終了後、玉城洋子さん主催の紅(くれない)短歌会歌会にて |
2009年06月13日(土)
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Jazzフェスティバルに出演された尺八、お琴などのプロの奏者やダンサーのレベルは非常に高く、観客100名以上の大規模なフェスティバルに参加できたことは、とても幸せでした。 |
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パフォーマンスが終了し、お客様がお帰りになった後、主催者(Jane Reichhold氏)から「次回のフェスティバルにも、また来てもらえるだろうか?」とのお言葉を頂戴しました。非常に光栄なことだと思っております。 Mr. Karl Young (左から3人目)が、私の短歌朗読に尺八の演奏を添えてくれました。 |
2009年04月15日(水)